施工管理の仕事を始めた頃は、「ちゃんとしなきゃ」「迷惑をかけちゃいけない」と、気づかないうちに力が入りすぎていました。毎日全力で走り続けているうちに、少しずつ疲れが積み重なっていくのを感じていました。

でも続けていく中で、やめたからこそ続けられるようになったことがいくつかあります。今日は、施工管理女子の私が仕事を続けるために手放したことをまとめてみます。

① 完璧を目指すこと

最初の頃は、「ミスをしてはいけない」「全部きちんとこなさなければ」という気持ちが強くて、自分にプレッシャーをかけすぎていました。もちろん、その日に必ずやらなければならないことは、タスク管理をしっかりして、きちんと遂行するようにしています。

でも、すべてを完璧にこなそうとして、自分を追い込みすぎるのはやめました。「今日はここまででOK」と区切ることで、次の日も前向きに仕事に向かえるようになりました。完璧な一日を目指すより、継続できる一日を目指す方が、長い目で見ると確実に成果につながると気づいたからです。

施工管理の仕事は長期戦です。一つの現場が終わるまでに何ヶ月もかかることがあります。毎日完璧を目指して燃え尽きるより、80点でも続けられる方がずっと大切だと思うようになりました。

② 一人で抱え込むこと

最初は、分からないことを聞くのが苦手でした。「こんなことも知らないと思われたくない」「迷惑をかけたくない」という気持ちが強くて、一人でどうにかしようとすることが多かったです。

でも、一人で抱え込んだまま時間が経つほど、問題は大きくなっていきました。早めに相談していれば5分で解決したことが、後回しにしたせいで大きなミスになりかけたこともあります。

今は、先輩はもちろん、同期や女性社員の存在は思っていた以上に大きいと感じています。一人で抱え込まず、頼れる人に頼ることで、気持ちも仕事もずいぶん楽になりました。「頼ること」は弱さではなく、仕事を円滑に進めるための大切なスキルだと思っています。

③ 比べすぎること

以前は、周りの「仕事ができる人」と自分を比べて、落ち込んでしまうことがよくありました。「あの人はもっと早くできるのに」「私はまだこれもできない」と、自分の足りないところばかりが目についていました。

でも、他の人と自分を比べても、自分のペースが乱れるだけで、何もいいことがありませんでした。相手と自分では、経験年数も、積んできた現場も、得意なことも全然違います。同じ基準で比べること自体、あまり意味がないと気づきました。

今は、他のいわゆる「仕事ができる人」と比べるのではなく、昨日の自分と比べるようにしています。「先週はできなかったことが、今日はできた」という小さな積み重ねを見ていく方が、自分のペースで成長できると感じています。

④ 無理して頑張り続けること

休まず走り続けるのは、思っていた以上にしんどいことでした。「頑張れば何とかなる」「もう少し踏ん張れば」という気持ちで走り続けていると、気づかないうちに疲れが限界に近づいていることがあります。

今は、休むことも仕事の一部だと思うようにしています。しっかり休んだ方が、翌日の集中力が上がって、結果的に仕事の質も上がります。無理して続けるより、リズムよく続ける方が、長期的に見てずっと生産的です。

そう考えるようになってから、気持ちにも時間にも余裕が出てきました。「今日は疲れたから早めに切り上げよう」と判断できるようになったことも、仕事を続けてこられた理由の一つだと思っています。

⑤ 感情を全部ため込むこと

現場での出来事や、うまくいかなかったことを、全部自分の中だけで消化しようとしていた時期がありました。誰かに話すのが申し訳なくて、「大丈夫」「なんとかなる」と自分に言い聞かせ続けていたのです。

でも、感情をため込み続けると、ある日突然しんどくなることがあります。「なんだか仕事に行くのが重たい」と感じたとき、原因をたどると、小さなストレスをずっとため込んでいたことに気づくことがほとんどでした。

今は、信頼できる人に話を聞いてもらったり、日記に書き出したりして、気持ちを外に出す機会を意識的に作るようにしています。感情の整理を後回しにしないこと、これも続けるための大切な習慣になりました。

まとめ|やめることは、続けるための選択

やめることは、逃げることではありませんでした。完璧主義、抱え込み、比べること、無理な頑張り、感情のため込み——これらを手放すことで、仕事が少しずつ続けやすくなっていきました。

続けるための選択として、何かを手放すことは必要なことだと思います。同じように頑張っている誰かが、「少し手放してもいいのかもしれない」と感じられるきっかけになれば嬉しいです。

仕事を続けることは、我慢して耐え続けることではないと思います。自分が続けやすい環境や気持ちの持ち方を少しずつ整えていくこと、それ自体がプロとしての成長だと私は感じています🌷