施工管理女子が、仕事を続けていて変わった価値観
この仕事を始めたばかりの頃は、「ちゃんとできているか」「迷惑をかけていないか」そんなことばかり考えていました。
仕事を続けるうちに、少しずつ考え方が変わってきたな、と感じます。今日は、施工管理女子として働く中で変わった価値観について書いてみます。
① 完璧じゃなくていいと思えるようになった
最初は、ミスをしないことが一番大事だと思っていました。ミスをしたら怒られる、信頼を失う、そんな恐怖感がいつも頭にありました。
特に施工管理の仕事では、初めてのことに挑戦する場面が多いです。やってみないと分からないことも多く、失敗を恐れていては前に進めない局面もあります。
今は、ミスをしないことより、同じミスを繰り返さないことの方がずっと大切だと思っています。完璧を目指すより、挑戦し、一つずつ経験を積み重ねていく。それでいいんだと、少しずつ思えるようになりました。
② 早さよりも、丁寧さ
以前は、早く動けることが正解だと思っていました。指示が来たらすぐ動く、返事は素早く。それがデキる人のイメージでした。
施工管理の仕事では、工程の確認、材料の発注、業者との調整など、時間をかけて確認しなければならないことが多くあります。急いで進めた結果、確認が甘くなって後で大きな問題になることの方が、よっぽど困ります。
だから今は、直前に慌てるのではなく、前々から準備を始めることを意識しています。少し余裕をもって準備しておくことで、落ち着いて確認ができる。結果的に、それが一番の近道になると感じています。
③ 一人で抱え込まなくていい
分からないことを聞くのは、恥ずかしいことだと思っていました。「こんなことも知らないのか」と思われたくなくて、なんとか自分で解決しようとしていた時期がありました。
施工管理の仕事は、自分だけでは完結しないことがほとんどです。職人さん、協力会社、元請けの担当者など、多くの人が関わります。そのチームの中で、適切にコミュニケーションをとることが、良い仕事につながると実感しています。
確認することも、頼ることも、仕事のうちだと今は思っています。一人で抱え込まないことが、現場を回すことにつながる。そんなふうに考えられるようになりました。
④ 「できない」より「どうすればできるか」を考える
以前は、難しい指示や慣れない作業が来ると、まず「自分にはできないかもしれない」という気持ちが先に立っていました。現場で「これ、私にできるかな…」と思った瞬間、以前は引き下がっていました。
でも今は少し立ち止まって、「どうすれば対応できるか」を考えるようにしています。誰かに聞けばできるのか、手順を整理すればできるのか、時間が必要なだけなのか。できない理由より、できる方法を探す。
施工管理は、日々新しい問題が発生する仕事です。「こんな状況は経験したことがない」という場面も珍しくありません。そういうとき、「できるかどうか」より「どうやってできるようにするか」を考える癖がついていると、落ち着いて対処できるようになります。
この思考の切り替えができるようになってから、仕事に対して前向きに取り組めることが増えたと感じています。
⑤ 長い目で自分を見るようになった
仕事を始めた頃は、今日うまくいったか、今週ちゃんとできたか、という短いスパンでしか自分を評価できていませんでした。
特に女性として施工管理の仕事をしていると、周りと比べて「自分だけ遅いんじゃないか」と感じる場面もあります。でも、比べる相手は過去の自分でいい。そう思えるようになってから、だいぶ楽になりました。
少し経験を積んでから振り返ると、「去年は全然できなかったことが今は普通にできる」という場面が増えてきました。成長は毎日には気づきにくいけど、長い目で見ると確かにある。焦らず、自分のペースで積み上げていけばいい。そう思えるようになったことが、一番大きな価値観の変化かもしれません。
まとめ:仕事を続けていて変わったこと
この仕事を始めた頃の自分に今の考え方を教えてあげられたら、もう少し楽に仕事ができたかもしれません。でも、実際に経験してみないと気づけないことも多かったので、それもまた必要なプロセスだったのかな、とも思います。
仕事を続けていて変わったのは、スキルだけではなく、考え方でした。完璧じゃなくていい。焦らなくていい。一人で抱え込まなくていい。「できない」より「どうすればできるか」を考え、長い目で自分を見る。
施工管理の仕事は、年数を重ねるごとに見える景色が変わってきます。最初は不安だらけだったことが、今では「あのとき乗り越えてよかった」と思えることに変わっていく。その積み重ねが、少しずつ自分への自信になっていくのだと、今はそう感じています。
これからも、少しずつ価値観を更新しながら、焦らず自分のペースで続けていけたらいいなと思います。そして、また新しい気づきを積み重ねていきたいです。