施工管理で、私が「声をかけるとき」に意識していること
施工管理の仕事では、職人さんや周りの方に声をかける場面がたくさんあります。最初の頃は、「今話しかけていいのかな」「迷惑じゃないかな」と、すごく気にしていました。うまく声をかけられずに、確認が遅れてしまったことも何度かあります。
今日は、私が声をかけるときに意識していることについて書いてみます。現場でのコミュニケーションに悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
① 目的をはっきりさせてから声をかける
何を確認したいのか、何を伝えたいのか。声をかける前に、頭の中で整理してから話しかけることを意識しています。「えーと、何を聞こうとしていたんだっけ」となってしまうと、相手にも自分にも時間が無駄になってしまいます。
特に、忙しそうにしている職人さんに声をかけるときは、「確認したいことが1点あります」「報告が1つあります」と、最初に目的と件数を伝えるようにしています。そうすることで、相手も「どれくらい時間がかかるか」をイメージしやすくなります。
目的を整理してから話すと、自然と短く、分かりやすく伝えられるようになりました。簡潔に伝えることは、相手への敬意でもあると思っています。
② タイミングを見る
作業の区切りや、手が空きそうなタイミングを見て声をかけるようにしています。作業の途中に突然話しかけると、集中が切れてミスにつながることもありますし、相手にとってもストレスになりかねません。
「今いいですか?」の一言は、とても大事だなと感じています。この一言があるだけで、相手が「今は難しい」と言いやすくなりますし、お互いのペースを尊重したやり取りができます。
どうしても急いでいるときは、「急ぎで確認したいことがあるのですが」と前置きして声をかけます。急ぎかどうかを最初に伝えることで、相手も優先度を判断しやすくなります。タイミングを見ながら声をかけることは、現場の流れを守ることにも繋がります。
③ 感謝と敬意を忘れない
教えてもらったときや、対応してもらったときは、必ず「ありがとうございます」と伝えるようにしています。当たり前のことのように見えますが、これだけで、やり取りの雰囲気がすごく変わると感じています。
特に、忙しい中で時間を割いてもらったときは、感謝をしっかり言葉にすることを意識しています。「お忙しいところすみません、ありがとうございました」という一言が、次に声をかけやすい関係をつくってくれると思っています。
現場では、日々の小さなやり取りの積み重ねが信頼関係になります。感謝の気持ちを伝え続けることが、長い目で見たときの現場全体のコミュニケーションの質を上げていくと感じています。
④ 最初は勇気がいったけど、今は大事な仕事だと思っている
新入社員の頃は、「間違えているんじゃないかな」と思っても、「職人さんはプロだから大丈夫なんだろう」と思って遠慮してしまうことがありました。何かおかしいと感じても、声をかける勇気が出なかったのです。
でも今は、気づいたことは勇気を出して声をかけることが大事だと思っています。もし自分の勘違いだったとしても、確認することで何かしら学びがありますし、万が一本当に問題があった場合は早期に対処できます。声をかけることを躊躇して、後から大きな問題になるよりずっといいと思っています。
声をかけることは、施工管理の大切な仕事の一つです。管理する立場として、現場全体の状況を把握するためにも、積極的にコミュニケーションを取ることが必要です。最初は緊張していた声かけも、今では自分の仕事の一部として自然にできるようになってきました。
⑤ 断られても引きずらない
「今ちょっと難しい」「後にしてもらえますか」と言われることもあります。最初の頃は、断られるとなんだか申し訳なくなってしまって、その後声をかけにくくなってしまうことがありました。
でも今は、「断られること」と「自分が嫌われていること」は全く別のことだと考えるようにしています。断られたのは、単純にそのタイミングが合わなかっただけです。少し時間をおいてから、改めて声をかけるだけでいいと思っています。
引きずらずに、また自然に声をかけられることが大事です。「さっき声かけたのに断られたから、もう聞きにくい」と思い込んでしまうと、必要な確認ができなくなってしまいます。断られても引きずらない、これも現場コミュニケーションの大切なポイントだと感じています。
まとめ|声をかけることも、大切な現場仕事
声をかけるのは、今でも少し緊張することがあります。でも、目的を整理する、タイミングを見る、感謝と敬意を忘れないという基本を意識することで、少しずつ自分なりのやり方ができてきました。
これからも、現場の空気を大切にしながら、ちゃんと声をかけられる施工管理でいたいと思います。声かけのコツは、経験を積む中で少しずつ身についていくものだと感じています。