施工管理の仕事をしていると、精神的に削られる場面が思いのほか多いと感じます。

職人さんとのやり取りがうまくいかなかった日、想定外のトラブルが続いた日、先輩に厳しく指摘された日——そういう夜に「自分はこの仕事に向いていないのかも」と布団の中で考えてしまうことがあります。

そんなときに私が頼っているのが「本の言葉」です。お酒でも、SNSでもなく、本。気がついたら手が伸びていた3冊を今日はご紹介します。

施工管理の技術的な話ではありません。心がすり減ったときに、そっと助けてくれる「心のサプリ」みたいな本たちです🌷

1冊目:脳科学の視点で「自分を責める癖」をやめられた本

『「気の持ちよう」の脳科学』(毛内 拡 著)

現場でミスをしたとき、強く叱られたとき、「自分のメンタルが弱いせいだ」と責めていませんか。私もずっとそう思っていました。

この本を読んで初めて知ったのは、「落ち込む」「傷つく」という感覚は、脳の神経回路の反応であって、意志の弱さとは関係がないということ。

「気の持ちよう」という言葉はよく聞きますが、それが脳の仕組みに根ざしているとわかると、自分を責める気持ちが少し和らぎました。「ダメな自分」ではなく、「反応している脳」として客観的に捉えられるようになった一冊です📕

こんな人に特におすすめ:「メンタルが弱い」と感じている人、感情のコントロールに悩んでいる若手施工管理

2冊目:現場で迷子になったとき、言葉に居場所をもらえた本

『20代で得た知見』(F 著)

 

施工管理の現場は「正解」と「効率」が求められる場所です。そこで日々働いていると、ふと「自分が何を感じているのか」がわからなくなることがあります。

この本はその「わからなさ」に、静かに言葉をくれます。哲学的なエッセイのように見えて、20代が現場で感じる孤独感・焦り・迷いに、驚くほどそのまま当てはまる言葉が並んでいます✨

読んだ後、不思議と肩の力が抜けました。「このままで大丈夫だ」という安心感を与えてくれる一冊です。

こんな人に特におすすめ:仕事の意味や自分の立ち位置に迷いを感じている20代、孤独を感じやすい若手監督

3冊目:「もうやってられない!」な日に笑い飛ばしてくれる本

『グレタニンプ』(綿矢 りさ 著)

理不尽なことが続いた日、説明のつかない怒りが残る夜——そういうときに私が開くのがこの本です。

綿矢りさ作品ならではの切れ味とユーモアは、深刻になりすぎた自分を笑い飛ばすのにちょうどいい。読んでいるうちに「あー、もういいか」と思えてくる、不思議な爽快感があります😂

脳科学でも哲学でもなく、ただただ「笑わせてくれる力」。それも心の回復には欠かせないと実感しています。

こんな人に特におすすめ:理不尽な出来事に怒りや疲れを溜めている人、現場での出来事を引きずりやすい人

まとめ:技術だけじゃなく、心の「引き出し」も増やしておく

施工管理の仕事は、技術と知識だけでなく、自分の心を長持ちさせる力も必要だと感じています。

今回紹介した3冊は、勉強本ではありません。疲れた夜に、少しだけ気持ちを軽くしてくれる本たちです。

カバンに一冊忍ばせておくだけで、現場の帰り道が少し違って見えるかもしれません。よかったら手に取ってみてください🌷

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