施工管理の工程管理とは?工程表の見方と遅れを防ぐコツをやさしく解説
施工管理の仕事でよく出てくる「工程管理」。
言葉は知っているけど、何を管理するの?
工程表ってどう見ればいいの?と迷う人も多いと思います。
私も最初は、工程表を見ても情報量が多くて、
どこを押さえればいいのか分かりませんでした。
この記事では、工程管理の考え方、工程表の見方、
遅れを防ぐためのコツをまとめます☺️
工程管理とは何をすること?
工程管理はざっくり言うと、
「決めた期限までに、安全に、
無理なく工事が進むように整えること」です。
現場は、天候・人・搬入・他工種など変数が多いので、
予定通りに進まないこともあります。
だから工程管理は、予定を守るための根性論ではなく、
ズレを小さくするための調整だと思っています。
工程管理で見るポイント(結論)
工程表を読むとき、まず見るのはこの3つです。
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重要な締切(いつまでに必要?)
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先行条件(これが終わらないと次ができない)
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詰まりやすい所(遅れたとき影響が大きい)
全部を完璧に追うより、影響が大きい所から見るといいです。
工程表の見方(初心者向け)
工程表は、細かく見る前に「全体→重要→詳細」の順番で見ると分かりやすいです。
① まず全体の山場をつかむ
工程表の中で、特にタイトになりやすいのは
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コンクリート関連(段取りが多い)
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仕上げの重なり(他工種が多い)
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引き渡し前(検査・手直しが集中)
のような時期が挙げられます。
全体の山場がどこかを先に把握しておきます。
② 次に「クリティカル」になりやすい作業を見る
クリティカルとは、遅れたら全体がズレやすい作業のこと。
例としては、先行条件になる作業や、次の工程を待たせる作業です。
③ 最後に、週単位・日単位へ落とす
全体の工程表が理解できたら、
「今週やること」「今日やること」に落とし込みます。
工程表は見るだけじゃなく、
現場の動きに細かく変換するのが大事だと感じます。
工程が遅れる原因(よくあるパターン)
工程が遅れるときは、だいたい原因が偏ります。
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人が足りない(予定より手が回らない)
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資材・搬入が間に合わない
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他工種と干渉して作業が止まる
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仕様変更や追加作業が入る
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天候の影響(屋外作業など)
遅れたときは「誰のせい」より、
「原因を見える化して、次の一手を決める」方が現場は回ります。
工程の遅れを防ぐコツ5つ
1) 先行条件を先に潰す
次の作業ができない原因(先行条件)を先に片づけると、遅れが出にくいです。
2) 詰まりやすい所は早めに共有する
詰まりそうな所は、早めに関係者へ共有すると修正しやすいです。
「まだ大丈夫」なうちに動くのが大切だと思っています。
3) 搬入と人の段取りはセットで考える
材料が届いても人がいないと作業ができません。
逆も然りです。
工程管理は、搬入と人の動きをセットで見るとズレが減ります。
4) “今日のゴール”を工程に紐づける
今日の作業のゴールが工程全体のどこに繋がっているかが分かると、優先順位が付けやすいです。
5) 不安は「実施前確認」を1回増やす
工程が詰まるときほど、確認不足で手戻りが出やすい。
不安があるときは実施前の確認を1回増やすだけでも、遅れを防ぎやすくなります。
工程が遅れたときの対応(現場での考え方)
遅れが出たときは、まずこの順番で整理すると落ち着きます。
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どの工程が、どれくらい遅れているか
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遅れの原因は何か(人/搬入/干渉/天候など)
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影響範囲はどこまでか(次の工程、検査、引渡し)
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対策は何か(人を増やす、順番を変える、別日へ分ける)
大事なのは、遅れを隠さず早めに共有すること。
小さいうちに動けば、修正できる幅が大きいです。
よくある質問(Q&A)
Q. 工程表は毎日どこを見ればいいですか?
A. まずは「今週の山場」と「今日のゴール」に関係する部分だけでOKです。全部を見るより、影響が大きい所から押さえる方が抜けが減ります。
Q. 工程が遅れそうなとき、職人さんにどう伝えればいいですか?
A. 先に目的を一言で伝えるのがおすすめです。「相談です」「共有です」と言ってから、遅れの原因と希望する動きを短く共有するとズレが減ります。
まとめ
施工管理の工程管理は、予定を守るための根性論ではなく、ズレを小さくするための調整だと思っています。
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工程表は「全体→重要→詳細」の順で見る
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重要な締切、先行条件、詰まりやすい所を押さえる
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遅れは原因と影響範囲を整理して、早めに共有する
工程管理の考え方が分かると、現場の見え方が変わってくるはずです☺️
今日からできること⭐︎
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工程表で「今週の山場」と「先行条件」を1つずつ見つける
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今日の作業ゴールを、工程表のどこに繋がるか意識してみる
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