施工管理の品質管理とは?検査・写真・手戻りを減らすコツをやさしく解説
施工管理の仕事でよく聞く「品質管理」。
でも実際にやってみると、確認することが多くて、何から見ればいいのか迷うこともあります。
品質管理は、完璧を目指して神経質になるというより、
手戻りを減らして、安心して引き渡せる状態に整えること
だと思っています。
この記事では、施工管理の品質管理で何をするのか、検査や写真の考え方、手戻りを減らすコツをまとめます☺️
施工管理の品質管理とは?
品質管理はざっくり言うと、
完成したものが図面・仕様通りになっているかを管理することです。
例えば、
-
寸法や位置が合っているか
-
納まりが正しいか
-
仕上がりが仕様通りか
-
検査で指摘が出ないか
-
記録(写真)がそろっているか
目に見える仕上がりだけでなく、後から見えなくなる部分も含めて確認します。
品質管理が大事な理由
品質は、やり直しが効きにくいことがあります。
間違いに気づくのが遅れるほど、直すのが大変になります。
だから品質管理は、
「起きた問題を直す」より「問題が起きないように整える」
という考え方が近いと感じます。
品質管理でよくある確認ポイント
現場によって細かい内容は違いますが、よく出てくるのはこのあたりです。
① 図面・仕様の確認
-
最新図になっているか
-
変更点は共有できているか
-
仕様の読み違いがないか
② 寸法・位置(基準)
-
芯、レベル、高さ
-
クリアランス
-
取付位置、開口位置など
③ 納まり・取り合い
-
他工種との干渉がないか
-
仕上げの収まりがきれいにいくか
-
後工程で困らないか
④ 仕上がり
-
傷、汚れ
-
直線、通り
-
仕上げ材の向きや割付
品質管理で「写真」が大事な理由
写真は、ただ撮っておくものではなくて、
施工したことを説明できる記録
だと思っています。
特に、後から見えなくなる部分(隠ぺい部)は、写真がないと説明が難しいこともあります。
だから、撮り忘れを減らす仕組みが大事になります。
手戻りを減らすために意識していること
① 実施前に「外せない3つ」だけ確認する
全部を確認しようとすると抜けやすいので、私は外せない3つを決めます。
-
寸法・位置(基準)
-
納まり(取り合い)
-
後工程への影響(干渉がないか)
② 検査は「まとめて」より「こまめに」
検査を最後にまとめると、手直しが一気に増えてしまうことがあります。
できるだけ、区切りごとに確認して、早めに直す。
小さく直す方が、きれいに仕上がりやすいです。
③ 不安はひとりで抱えない
納まりや仕様で迷うときは、早めに相談する。
「ここだけ確認お願いします」
と範囲を小さくすると声をかけやすいです。
現場で使える:品質管理チェックリスト(コピペOK)
必要なところだけ使ってOKです。
実施前(施工前)
-
最新図・最新仕様になっているか
-
寸法・位置の基準(芯・レベル)が確認できているか
-
納まり・取り合いの注意点は共有できているか
-
後工程への影響(干渉)がないか
-
写真が必要なタイミングが決まっているか(隠ぺい部など)
施工中
-
基準からズレていないか(寸法、位置)
-
仕様通りの材料・施工方法になっているか
-
変更があれば共有できているか
-
仕上がりに影響する傷や汚れが出ていないか
施工後
-
仕上がり(傷、汚れ、通り)は問題ないか
-
必要な写真がそろっているか
-
検査の指摘が出そうな点は先に直せているか
よくある質問(Q&A)
Q. 新人は品質管理で何から覚えればいいですか?
A. まずは「最新図の確認」と「基準(芯・レベル)」を押さえるのがおすすめです。ここがズレると影響が大きいので、最初に習慣にすると強いです。
Q. 写真を撮り忘れそうで不安です
A. 「撮るタイミング」を先に決めておくのが一番効きます。実施前に、どこで隠れるかを見て、撮影ポイントをメモしておくと撮り忘れが減ります☺️
まとめ
施工管理の品質管理は、図面・仕様通りに仕上げて、安心して引き渡すための整え方。
-
最新図・基準・納まりを押さえる
-
写真は施工の記録として大切
-
検査はこまめに、手戻りは小さいうちに直す
品質管理は大変だけど、現場がきれいに収まったときの達成感も大きいと思います☺️
今日からできること⭐︎
-
実施前に「外せない3つ」を決める
-
隠ぺい部の写真ポイントを先にメモする
関連記事もよかったら☺️
▶︎ QCDSEとは?施工管理でよく聞く5大管理をやさしく解説
▶︎ 施工管理でよくあるミスと防ぐ方法|実施前チェックリスト付き